当院では大人・子供のワクチン接種を行っております。
子供の定期接種ワクチン(無料)や公費補助のあるワクチン接種は行っておりませんのでご了承ください。
以下のワクチンが接種可能となっています。
事前にご予約いただく必要があります(院内に在庫があれば当日接種も可能ですが事前に電話でご相談ください)。
電話予約:052-745-4181
WEB予約はこちら
予防接種は、火曜日と水曜日の16:00-16:30の時間に限らせていただいております。
(3~9月は火曜日のみとなります)

目次
インフルエンザワクチン
毎年10月初旬から1月末までインフルエンザワクチンの接種を実施しています。
当院では名古屋市のインフルエンザ補助による接種を行っていませんのでご注意ください(65歳以上 の方や受験生の学年の小児の方)。
下記が費用とワクチン接種回数となります。

肺炎球菌ワクチン
(キャップバックス)
このワクチンは、「肺炎球菌という細菌が原因の重い肺炎や菌血症、髄膜炎などを防ぐための大人向けワクチン」です。肺炎球菌には“型”がたくさんありますが、キャップバックスはそのうち21種類に対応します。
そもそも肺炎球菌って?
肺炎球菌は、肺炎だけでなく、血液の中に菌が入る菌血症や、脳を包む膜の炎症である髄膜炎など、重い病気の原因になる細菌です。特に高齢者や、持病がある人、免疫が弱っている人では重症化しやすいです。
キャップバックスの特徴
キャップバックスは「結合型ワクチン」で、専門用語を避けていうと、体が覚えやすい形に工夫されたワクチンで、肺炎球菌の表面成分を使って免疫をつくります。肺炎球菌の中でもいろんな種類がありますが、その中でもキャップバックスは21種類の型をカバーし、感染を防いでくれます。
どんな人が対象?
肺炎球菌ワクチンは50歳以上の成人や、19〜49歳でも重症化リスクが高い人(脾臓を摘出している人、免疫抑制剤を使用している人など)に推奨されています。
何回打つの?
キャップバックスは、通常1回接種です。追加の肺炎球菌ワクチンは不要とされています。
副反応は?
一般的なワクチンと同じように、注射した場所の痛み、赤み、腫れ、だるさ、頭痛、筋肉痛などが起こることがあります。多くは一時的です。重いアレルギー反応はまれですが、接種後に息苦しさや強いじんましんなどが出たら、すぐ受診が必要です。
ほかの肺炎球菌ワクチンと何が違うの?
ざっくり言うと、違いは「入っている型」と「ワクチンの種類」です。
- バクニュバンス・プレベナー・キャップバックス は「結合型」
- ニューモバックスは「莢膜ポリサッカライドワクチン」
まとめ
キャップバックスは「大人向けの新しい肺炎球菌ワクチン」で、肺炎や重い感染症を起こしやすい肺炎球菌の21タイプから守るためのもの、と考えるとわかりやすいです。特に、高齢の方や持病がある方では検討する価値があります。実際に自分が打つべきかは、年齢、持病、過去に受けた肺炎球菌ワクチン歴で決まるので、接種歴がわかると医師が判断しやすいです。
RSウイルスワクチン
(アレックスビー)
アレックスビーは、RSウイルス感染症を予防するためのワクチンです。特に、高齢の方や持病があって重症化しやすい方のために使われます。日本では、60歳以上の方、または50歳以上で重症化リスクが高い方が接種対象です。
まず、RSウイルスって何?
RSウイルスは、かぜのような症状を起こすウイルスです。小さな子どもの病気という印象が強いですが、大人、特に高齢者では肺炎や気管支炎の原因になり、入院が必要になることもあります。 喘息、慢性肺疾患、心臓病、腎臓病、糖尿病、肥満などがある方では症状が重くなりやすいとされています。
アレックスビーはどんなワクチン?
アレックスビー(RSウイルスワクチン)は、体に「RSウイルスが来たらこうやって防ぐ」と覚えさせて、重い呼吸器感染症になりにくくするのが目的です。効能・効果は「RSウイルスによる感染症の予防」です。
アレックスビーはどんなワクチン?
だれが接種するとよい?
- 60歳以上の方
- 50歳以上で、RSウイルス感染症が重症化しやすい方
重症化リスクとして挙げられているのは、例えば次のようなものです。
- 慢性肺疾患
- 慢性心血管疾患
- 慢性腎臓病
- 慢性肝疾患
- 糖尿病
- 神経疾患、神経筋疾患
- 肥満
何回打つの?
1回接種です。
どれくらい効果が期待できる?
最初のRSVシーズンで、RSウイルスによる下気道疾患に対する予防効果が確認されました。さらに、添付文書では2回目・3回目のシーズン(2年目・3年目)でも一定の有効性が示されたとされています。それ以降に関してはまだデータがなく分かっていません。
副反応は?
よくみられるのは、ワクチン全般と同じような反応です。主に、注射したところの痛み・だるさ・筋肉痛・頭痛・発熱・関節痛・腫れ、赤みなどがあり、多くは一時的です。一方で、まれですがアナフィラキシーなどの重いアレルギー反応に注意が必要です。
接種できない・慎重に考える場合は?
次のような場合は、接種前に医師へ相談が必要です。
- 発熱している
- 重い急性疾患にかかっている
- このワクチン成分で強いアレルギーを起こしたことがある
- 抗凝固薬を使っている
- 免疫不全や免疫抑制治療中
- 妊娠中、妊娠の可能性がある
記事作成:
名古屋おもて呼吸器・アレルギー内科クリニック
呼吸器内科専門医・医学博士 表紀仁